今回のシナリオ。
少し大きくなりすぎたかな…とも思ってます。
最初は冒険者が何かのクエストの帰りに村に立ち寄ることにしよう。
そしてそこで問題が起きているのを目にする。
その問題の解決のために動く話にしよう。
そんな感じでした。
それじゃあ、どんな問題が起きている?
⇒おかしな病気が流行ってることにしよう。
そして、それを治せる薬を最近村に現れるようになった何者かが持ってくる。
その噂を聞いた冒険者がその何者かについて、良し悪しを判断するのがいい。
次にこんな感じとなり、それじゃ信用できるかできないか少しミステリアスな人物の方がよいとなり、ここで「魔女」でした。
その構想が頭にあったのは数か月前で、既に予定タイトルには「魔女・二人」とか書いてたわけです。
この人は本当に村を助けようとしている人だけども、それを疑わせる要素を持たせたい。
村を滅ぼすとか支配しようと悪だくみをしている人物の手で罠にはめられようとしている。
その相手として、別の魔女の存在を出そう。
そんな感じで大枠が決まったところで、これはドラクエ10の中でアストルティアを舞台にしてプレイするシナリオ。
ですから、ドラクエらしさを盛り込みたいということで方針が決まり形がまとまったわけです。
・いい人を疑わせるような要素を入れる。
・白は白、黒は黒で善悪はハッキリとしている。
・そして収束する結末は同じ。
これを主として、考えた時にプレイヤーを惑わす要素の一つとして「ラーの鏡」というアイテムを入れることにしました。
人間ではないのは人間を救おうとしている方の魔女。
正体を知って倒してしまったとしても、ひとつ悲しい部分が増える物語になるけども、そこで本当のことを知り、結末は同じ方向へ向かう。
ラーの鏡というアイテムで一気にドラクエらしさが加速はしましたが、それじゃあ、白い魔女の正体は?
謎の奇病を治す薬に関わるのだから、世界樹などに関わるものにしよう。
そこで思い浮かんだのがフォレストドラゴ系のモンスター。
本編、雷の領界でそういうモンスターが神獣の守護として登場したこともあり、そういうのが居てもいいなあと架空の設定を盛ったわけです。
他にも…なんか「きりかぶこぞう」とかそういうのでもアリなのかもしれないですが、ドラゴンを選んだのはインパクトもありますが、何よりドラゴンクエストだから…です。
最終的にはゾンビのようになる謎の奇病と悪の魔女、ラーの鏡に世界樹、そしてドラゴン…
ちょっとした事件の話のはず…だったのですが、絡めた存在が大きくなりすぎて大層なクエストになってしまったのはちょっと反省点です(´・ω・`)
今回撮影した画像類
今回は、GMもとても楽しませてもらいました。
筋書きとしては概ね、いい方向でまとまったものの、想定外のステップが発生したのです。
ラーの鏡を受け取った冒険者が奇病の患者たちを鏡で見てみようという部分はマスター側では考えていませんでした。
こうやってその場で色々な形の話ができあがってくる。
それがTRPGの醍醐味であり一番楽しい部分ですよね。
TRPGはロールプレイングというとおり、キャラになって楽しむものですが、同時にマスターを含めた参加者全員でひとつの目的を達成する共同作業なわけです。
勝ち負けがないゲームですが、その共同作業がうまくいって、参加者みんなが楽しめた!
となったら…それが勝ちじゃないでしょうか。
少なくとも今回、マスター側はうまくやれたとは言えないですが、とても楽しませてもらいました。